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年末年始合計視聴率ベスト20を独自集計

 年末年始特番(20181224日~201919日まで)のゴールデン・プライムタイム帯に放送された19日現在の視聴率発表分(ビデオリサーチ社調べ)から、視聴率、録画率、ツイート数3つを「合計視聴率」という形でベスト20を独自集計した。

集計方法は、視聴率はビデオリサーチ社から発表された数字をそのまま転記、録画率はレクザ予約ランキング、ツイッターはツイらんのツイート数上位ベスト1010点満点で計算。

1位は10点、2位は9点、3位は8点というように点数化し視聴率にプラスしてみた。

 合計視聴率ランキングベスト20

番組名   視聴率 録画率 ツイッター 合計視聴率
紅白歌合戦    39.5 8 10 57.5
箱根駅伝複路   32.1   6 38.1
箱根駅伝往路   30.7   5 35.7
ガキ使笑ってはいけない   13.5 10 8 31.5
格付けチェック   19.7 5 3 27.7
第60回レコード大賞   15.7 2 9 26.7
下町ロケット   14 9   23
相棒元日SP   15.5 7   22.5
アメトーーク5時間SP   10.3 10 1 21.3
8時だJ   13.5   7 20.5
笑点日テレアナペア大喜利SP   19.6     19.6
ダマされた大賞   10.1 9   19.1
笑ってこらえて   18.4     18.4
踊るさんま   17.1 1   18.1
犬上家の一族   11 6   17
金スマSP   14.7   2 16.7
イッテQ2時間SP   16     16
全日本フィギュア男子フリー   15.4     15.4
ポツンと一軒家   15.4     15.4
チコちゃんに叱られる大河SP   15.4     15.4

リアルタイム視聴率ベスト20

紅白歌合戦   39.5
箱根駅伝複路   32.1
箱根駅伝往路   30.7
格付けチェック   19.7
笑点日テレアナペア大喜利SP   19.6
笑ってこらえて   18.4
踊るさんま   17.1
イッテQ2時間SP   16
第60回レコード大賞   15.7
相棒元日SP   15.5
全日本フィギュア男子フリー   15.4
ポツンと一軒家   15.4
チコちゃんに叱られる大河SP   15.4
ウルトラマンDASH   15.3
はじめてのおつかいSP   14.9
金スマSP   14.7
下町ロケット   14
有吉ゼミ   13.8
嵐にしやがれ元日SP   13.8
サザエさんお正月SP   13.6

ツイート数ベスト10

番組名   視聴率 録画率 ツイッター
紅白歌合戦   39.5 8 2084249
第60回レコード大賞   15.7 2 316128
ガキ使笑ってはいけない   13.5 10 179372
8時だJ   13.5   119294
箱根駅伝複路   32.1   104306
箱根駅伝往路   30.7   97863
水曜日のダウンタウンSP   8.6   54164
格付けチェック   19.7 5 45495
金スマSP   14.7   42280
アメトーーク5時間SP   10.3 10 41021

「紅白・レコード大賞の圧倒的強さと格付けチェックの人気、ガキ使、アメトーークの録画率の高さ」

視聴率・録画率・ツイッター3部門共に人気だったのは『紅白歌合戦』と『第60回日本レコード大賞』の音楽特番。

『紅白歌合戦』は視聴率39.5%(1部、2部平均)で2位の『箱根駅伝往路』を7.6%も引き離しダントツトップ。

また、両番組で特徴的なのは圧倒的なツイート数の多さ。

紅白歌合戦』は2084249ツイート、『第60回日本レコード大賞』は316128ツイートとツイート数1位、2位をマークし、3位の『 ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』の179372ツイートを大きく上回った。

近年、音楽特番はツイート数が多い傾向でテレビをみながらツイッターでやり取りや動画をアップする習慣が定着しつつあるのだろう。

バラエティ番組に目を向けると『格付けチェック』がリアルタイム視聴率19,5%と1位、録画率とツイート数もベスト10と3部門全て高く安定した人気。

また、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』、『格付けチェック』、『アメトーーク5時間SP』、『8時だJ』は録画率の高さとツイート数が多く、ベスト10圏内に。

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで、絶対に笑ってはいけないトレジャーハンター24時』は録画率で1位、ツイート数は3位。

『アメトーーク5時間SP』は録画率で1位、『8時だJ』はツイート数が119294ツイートで3位を記録した。

ドラマでは『下町ロケット』と『相棒元日SP』が視聴率や録画率で上位にランクイン、『犬上家の一族』も視聴率こそ11%だったが、録画率が高く全体の15位に入った。

「フジテレビバラエティ班がんばれ」

合計視聴率ランキングベスト20でNHKと民放キー局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)を局別にみると、NHK日本テレビ8番組、テレビ朝日5番組、TBS3番組、NHK2番組。

録画率とツイート数を足してもリアルタイム視聴率1、2の日テレとテレ朝の番組が大半を占める結果となった。

一方、かつて民放トップだったフジテレビが『犬上家の一族』、『世界フィギュア選手権』の2番組のみ。

バラエティ番組が一つもランクインしていないのはあまりにも寂しすぎる・・・。

『オレたちひょうきん族』、『テレビ夢列島』、『27時間テレビ』『めちゃイケ』などのバラエティでテレビの面白さを教えてもらった者としては是非とも頑張ってほしい。

 

「視聴率至上主義いよいよ終焉へ」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190106-00000047-kyodonews-cul によると、

今月の21日から2月初旬まで関東地区で視聴者が閲覧している番組の膨大なデータを民放5局がシェアしあうという。

パソコンやスマートフォンの普及で視聴スタイルが多様化する中、テレビ受像機のみのデータで人口比率に応じた数値で評価されると、どうしても50代以上の視聴者に合わせたテレビ番組が増えてしまうのが近年の傾向である。

そのような傾向に多くの疑問の声があがり、総務省・テレビ局・スポンサー・広告代理店などがようやく各社と情報を共有し試験導入に踏み切った格好だ。

本格的な導入には2、3年は要すると思うが、視聴する年齢、都道府県、市町村、視聴形態、15秒単位のテレビ番組とテレビCMの接触率、テレビ視聴動態変化、個々のテレビ視聴時間など細かなデータが取得できる。

それにより、テレビ局や広告代理店は若年・中年層向け番組を正確な数値に基づきスポンサーにPRができたり、視聴者は従来より多様な番組が楽しめるようになるだろう。

今回指標を増やし、集計したことで音楽番組がツイートや動画をアップしながら視聴する傾向やバラエティ番組に録画率とツイート数を入れるだけで総合的な順位がコロッと変化した。

今のニーズに合い多様な番組が評価される時代に一日も早くなりテレビがさらに盛り上がる未来が待っていることに期待したい。

 

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普段はツイッター @ torata_t中心につぶやいています。