テレ東改編説明会からみるテレビ局の生き残り作戦
ヤフーにこんなニュースが載っていた。
テレ東流 変わる改編説明会 | 2018/3/14(水) 13:32 - Yahoo!ニュース
テレ東の改編説明会が話題を呼んでいるそうだ。
「池の水ぜんぶ抜く大作戦」はこれまで水を抜いてきた全国21の池、在来種、外来種の日本地図を描いていたり、「孤独のグルメSeason7」はラーメン店のカウンターに等身大パネルを組み合わせたりと。
この他ニュースにはないが、記者やレポーターなどに豪華な食事や飲み物が振る舞われたという。
画期的な取り組みで取引先や関係者へのおもてなし精神やすぐネットニュースになり、視聴者へも伝わる時代を汲み取ったテレ東の戦略は見事だ。
テレビ局の改編説明会や株主総会などをみていると、フジテレビは某ホテルを使用し、
パーティー形式で開催しているが、他局はお世辞にもお客様をもてなす雰囲気は少なく感じる。
上層部や編成部長などが淡々と資料を読み、質疑応答をするケースが多いように思う。
今回テレ東が改編説明会の流れに舵を切ってくれたように各局のアイデアが期待される。
例えば、改編説明会や株主総会などネット配信したり、夏祭りに期間限定でコールセンターのような質問ブースを設けてみてはいかがだろうか。
質問ブースには上層部から制作スタッフまで視聴者からの質問に答える。
視聴者からの生の声を聞いたり、面白ければ番組に採用する、そんな流れがあってもいいのではないだろうか。
大手企業ですらネット配信から企画にするのは当たり前の時代、
テレビ局、とりわけ主に上層部だけが時代に取り残され、ここ数年視聴者とのズレを感じざるおえない。
上層部やスタッフと視聴者をつなぐパイプ作りに取り組むことは、テレビ局が生き残る作戦の一つだと私は考える。
テレ東がまず先陣を切った、他局はどう動くか見守っていくこととする。