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令和2年1月7日創刊 介護、テレビ、メディア中心に社会問題まで「ほんまやで~」と気がついてもらうオピニオンサイト

阪神の選手の4つの裏切り

金本阪神が苦しんでいる。

交流戦明け地元甲子園で広島に屈辱の3タテをくらい、単独最下位に転落。

今日はメッセンジャーが好投し、陽川が4打点で横浜に勝利し、連敗を5でストップさせたものの、借金5の5位、最下位の中日とは0.5ゲーム差である。

「金本、片岡辞めてくれ」、「二軍の矢野・濱中コーチといれかえればいい」、「あの采配では選手が気の毒」などとファンの批判の的は主に金本監督や片岡コーチに向けられているのに違和感を覚える。

一人の阪神ファンとして監督・コーチより選手に大きな責任があるのではないだろうか。

選手がシーズン前半に起こしている4つの裏切りと提言を書いた。

☆金本チルドレンの裏切り

金本監督は1年目から超変革と銘打ち、若手選手を積極的に起用し、3年目が経過するがなかなか育たず伸び悩んでいる。

現在レギュラーをはり結果を出し続けているのは糸原ぐらいだ。

他選手はレギュラーすら獲得できず、1軍と2軍を行ったりきたりで個々の成績は低迷している。

高山は1年目は134試合に出場し、275厘をマークし新人王に輝いたものの、昨年は25分。

今年は1割8分5厘で外野守備も目測を誤るケースがいまだに時々見うけられる。

北條は1年目122試合に出場し、273厘をマークし期待されたが、2年目は83試合出場で21分、今年に限っては8試合のみの出場で2割台。

中谷は昨年20本塁打し長距離打者が期待されたが、今年は3本塁打止まり。

その他大山、板山、江越、俊介など金本阪神3年間再三起用し続けて活躍できないというのは、プロの選手として疑問を感じざるおえない。

 

☆鳥谷・西岡・藤浪6億トリオの裏切り

1939試合で連続試合出場がストップした鳥谷は今シーズン2割ジャスト、打点8で本塁打はゼロで出場したりしなかったりだ。

2016年の打率236厘を除いて毎年のように2割台後半から3割超でサードやショートを年間守っていたことを考えると信じられない不振ぶりだ。

西岡は阪神移籍初年度は122試合に出場し、打率29分でサードを守り活躍したが、相次ぐケガでその後は成績が落ちこみ、今年も18試合出場で打率152厘にとどまっている。

あと、投手では藤浪が復調していない。

昨年も不振に悩まされたが、今年は先日楽天戦で初勝利をあげたものの、いまだに1勝で防御率は4.59と低迷している。

ちなみに年俸はというと鳥谷4億、藤浪12千万、西岡7500万と3人合わせて6億近くに達することからこのまま成績不振で終わらず、大いに活躍を期待したい。

 

☆助っ人外国人の裏切り

今年右の長距離砲と期待され入団したロサリオが打率23分、本塁打4本、打点22、投げるほうのマテオは14試合に登板し、防御率5.11で共に2軍で調整中。

ドリスは16セーブをあげているものの、体調不良で2軍に降格し、1軍に昇格したものの、広島に5失点を献上するなど昨年37セーブをマークした時ほどの安定感にはかける。

メッセンジャー以外助っ人外国人のこの成績は首脳陣は大誤算だろう。

☆主力選手の故障者続出の裏切り

 

野手では上本がGWの試合で左膝前十字靭帯損傷で今シーズン絶望的、投手ではマテオが右肩不振、石崎が右肘のクリーニング手術など主力選手の故障者が相次いでいる。

この他ドリスも一時期体調不良で抹消された。

☆監督やコーチ陣よ、打てないからこそ積極的な采配を 

以上主に4つの裏切りをあげた

もちろん選手管理、指導、采配に監督やコーチにも責任が追及されるのは当然の事だ。

攻撃面で12球団ワーストのチーム打率なのだから、もっと積極的な攻撃策を打ち出すべきだ。

5月頃から植田が1軍に昇格し、盗塁数は増えた。

しかし、例えばランナーが塁に出て走るそぶりをみせたり、1歩のリードを大きくとったり、エンドランなどが上位球団に比べ、極端に少ないことが球場でみているとわかる。

上位球団との差や習慣の違いを痛感する。

また、若手野手への指示を一本化させてほしい。

例えば、ランナー3塁で犠牲フライやライナーヒットもいいが、糸原、植田、高山ら俊足巧打の選手には叩きつけて高いバウンドのゴロで一点をもぎとる野球をもっと植えつけさせてほしい。

甲子園がホームグラウンドなのだから、グラウンドの特性を活かしてほしい。

中谷や陽川ら長距離砲には徹底的に引っ張らせ一発を狙ってもらいたい。

とはいえ、これだけ選手に裏切られ、誤算続きの中では打開策をみつけるのは至難の業だ。

金本監督や片岡コーチら首脳陣のみに責任をなすりつけられるのは、気の毒だ。

広島・西武と上位球団をみれば、若い生え抜きの選手が数少ないチャンスをものにし、レギュラーをつかみ活躍し、助っ人が打ち投げ、中堅・ベテラン選手が引っ張っている。

まだ残り試合数は半分以上あり、首位の広島でさえ7.5差と十分優勝を狙える位置。

阪神を26年応援するからこそ、辛口批評になったことをお許しいただければと思う。

ぜひ今年の広島や西武のような姿に一日でも早く近づき、今年こそ13年ぶりのリーグ優勝、33年ぶりの日本一に輝いてほしいと切に願っているし、これからも球場やテレビやラジオなどで応援していきたい。

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