奥村シンゴのテレビ・介護・メディアのリアル

フリーライター・コラム二スト30代関西出身の奥村シンゴがテレビ・メディア・介護からタイガースまで体験談や愛をもって本音を書くブログ

介護6年目で気がついた見返りを期待しないという意味

私は認知症祖母の介護をし、6年目になるが正直自信を喪失気味。 

たまに両親をW在宅介護を10年経験した彼女に「介護は見返りは期待しちゃいけないよ」と言われる時があった。

今まで祖母は私を一番信頼し、私も少し誇りに思っている部分もあったが、彼女がたまに助言してくれた意味が最近わかってきた。

介護をしている方々参考にしていただければと思う。

昨晩から今朝の出来事を振り返る。

16時30分 祖母帰宅。「お腹へった、何かないんかいな?」とコーヒーとパンを渡す。

18時頃 突然「娘(私の母親)と孫の娘(私の妹)は何してるの?なんで今日は帰ってこないの?電話して」と怒り、執拗に言われ、娘(私の母親)に電話する。

おそらく20年位前に頭がタイムスリップしたのだろうか、時々ある。

20時頃 「この化粧品はどこにぬるんかいな?」と10種類近い化粧品を出してきて、「寝る前は塗らなくていいの」と言うも聞かずにぬる。

と同時に「娘は?もう一人の子は?」と幻視。

21時頃 就寝

0時頃 トイレにパッドが一枚置いてあることを確認

即座に寝室に行き、祖母を起こし「トイレ行こ、オムツとパッドかえるで」と言うも「なんで私がそんな事しないといけないの?一人でトイレ行ったらええやないの」と抵抗を続け、約1時間かけ、オムツやパッドを替える。

そして、横もれも確認される。

2時30頃 私の寝室に突然入りこみ、「あんた娘(私の母親)わいな?どこ?」と起こされる。

4時頃 「シンゴくん、お腹が空いた、のど渇いた、コーヒーください、甘いものください」と言われ、起こされコーヒーとパンを食べさせる。

5時頃「シンゴくん、テレビ消えたよ、寒いよ」と怒り気味。

確認すると、テレビのコードをさわり、自ら消していた。

確かに今朝は冷えた、気温計は13度だった。

季節の変わり目は温度調整が難しい。

6時頃 「娘(私の母親)何してんの?はよ、来いサボってんじゃない」と言い出し、もうすぐ来るからと説得するも何度も繰り返す。

7時頃 母親到着

ここ数ヶ月このような出来事が頻繁に繰り返されている。

ふりかえると、娘(私の母親)を強く求めていることがお分りいただけると思う。

元々祖母と母親は昔からいまいち馬が合わず、ケンカも絶えず、母親が何度か病気をしたので私が主体で在宅介護をしてきた背景がある。

しかし、ここにきて急に母親を求める傾向が強くなり、私も母も困惑している。

馬が合わないとはいえ親子なのだから、当然なのかもしれないし、私に対して迷惑をかけてはいけないという思いがあるんだろう。

また、認知症の進行で頭がタイムスリップして今と昔を行ったりきたりを繰り返したり、物忘れがひどく混乱が著しく日常生活の不安が増しているのも原因にあるのかもしれない。

ただ、これからは見返りを期待していると、そうならなかった時の喪失感や孤独感は想像以上だということを介護6年目で体験している。